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舟を漕ぐ。

人は舟を漕ぐ。
といっても、釣り人や湖面のカップルの話ではない。
電車の中での話。
そう、居眠りの話。

車内の至る所で、舟を漕ぐ姿は頻繁に目撃できる。
今日は電車で遠方に出かけたため、かなり多くの“居眠り人”と遭遇することができた。(かくいう自分もその一人だったが)
ある人は、右に左にとメトロノームのように規則正しく舟を漕ぎ、両隣の人の肩にあたる直前で寸止めを繰り返す。またある人は、ふわふわしていたかと思うと、急にぐりんぐりんと頭を激しく回転させはじめる。頭がもげるのではないかと心配するほどに。居眠りのスタイルは多種多様だ。

今日のベスト居眠りストは、帰りの阪急電車内、真向かいに座る丸坊主少年だった。
頭を後ろにつけ、電車のゆれに合わせて左右にリズミカルに振れるその姿は極めてオーソドックスなスタイルだったが、口を無防備に開け、顔の筋肉は弛緩し、閉じた目は幸せそのものである。居眠りを心からエンジョイするその表情を見て、

全国大会に出れるぜ、少年。

と思った。


。。。なんの話だ?

そう、居眠りの話。
電車の中というのは、とにかく居眠りをしたくなるんである。
しかし、一つ問題がある。居眠りをする人の横に座った時だ。
居眠りをする人の肩や頭が、自分の肩に触れるか触れないかの所を行ったり来たりしはじめると、とたんに落ち着かなくなる。別に個人的には肩ぐらい貸してあげても全然かまわないのであるが、そういう行為は一般常識的にはありえないわけで、したがって、ホンマに肩に寄りかかられたらどうしようと思うと、ドキドキしてしまうのである。
たいていは、寸止め、もしくは肩に当たった瞬間に気付いて「すいません」「あ、いいですよ」のケースが多いわけだが、恐縮するほど悪いことをしているわけでもないし、なんていうか、居眠り人は元々眠いわけだから、しばらくするとまたかなりの確率で居眠りを始めるわけで、僕はまた、ドキドキしてしまうのである。

そこで、ぜひ以下のシステムの導入を望む。

(1) 電車に乗る時は皆、両肩に「肩枕OK」ないし「肩枕NO」のワッペンをつける。

個人的には、よほど生理的に受け付けない頭(異様に臭いとか(笑))でない限りは、なんていうか助け合いの精神というか、私の肩で良かったら使ってください的な精神があってもいいのではないかと思うのである。しかしそれは人それぞれであるから、各人が意思表示のため、上記いずれかのワッペンを両肩に装着。居眠りがしたくなった人は、すばやく左右の人の肩を確認し、「肩枕OK」のワッペンを見つけたら、心おきなくその人の肩をつかえるというシステムである。貸す方も、胸を張って貸せる。「但し異臭NO」とか「アフロNO」とかの条件分岐はあった方がいいかな。
でも、隣に座った極道系コワモテ腕組みオッサンの肩に、「肩枕OK」のワッペンがついてたら、違う意味でドキドキしてしまうなぁ。

(2) 居眠り専用車両を作る。

これが手っ取り早いか。その車両の座席にはちょうど頭の来る場所の左右に支え(クッション付)がついていて、隣の人を気にすることなく、居眠りを満喫できるというもの。
しかし、「居眠りしていいよ」って正面切って言われると、ちょっと居眠りしづらい気もするなぁ。皆寝てる状態だと、防犯上も相当気を使いそうだし。

。。。あー、居眠り。されど居眠り。
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by rocksaloon | 2005-07-01 20:35 | ヤミナベ
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