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つくり手の想いが人を呼ぶ、と思うよ

ちょいと遅くなったけど、先週末、JR二条駅南側に6/26オープンした 「BiVi二条」 を見てきたのでご報告。
「BiVi二条」は、シネコンを核にした4階建ての商業施設。個人的には、JR二条駅の木造建造物としての景観を損なう原因になるのではないかと心配していたが、実際に駅の正面から見たら、駅の北側のマンションの方が景観を崩していた。

まず1階はフードエリア。ベーカリー、カフェ、ラーメン、韓国料理など一通り揃えましたという感じ。ショッピングセンターのフードエリアとなんら変わらない印象。大型書店(大垣書店)が入っているのは、MOVIX京都と同じ。

2階は巨大ゲームセンター。入口が高台になっていて、フロア全体を見渡せるようになっている。さすが新しいだけあってキレイ。広くて天井も高く、明るくて開放感がある。不良のたまり場にはなりにくそうだ。高台からの眺めを見ながら、ラスベガスのカジノでも、こういう風に見渡せる造りのものがあったなぁと思い出す。

3階、ここはパーキングになっており、ガラス張りの先に車両が丸見えの状態。4階の映画館目的で来た車の人には便利だが、エスカレーターで1階から上がってきた人は、少し興ざめしてしまいそうな造りだ。

4階が映画館。入口から高級感あふれる内装、少し暗めの間接照明などでうまく空間を演出しており、別に映画を観なくても、フロアにいるだけでゴージャスな気分になれる。今回は映画を観なかったので内部までは分からなかったが、実際に鑑賞した人に聞くと、設備面でもかなり充実しており、満足度は高い模様。

しかし、建物全体を歩いた印象は、よくも悪くも 「ハコモノ」 といったイメージだった。施設全体のコンセプトが希薄で、テナントの集合体、という風にしか思えないのだ。その点、同じように立方体の造りだが、烏丸御池下るの「新風館」とはまるで違う。確かに、新風館は歴史的建造物をリニューアルしたという強みはあるけれども、建物に入ってから出るまでの雰囲気作りに非常に気を配っている。

この場所はもともと、京都商工会議所が中心となって、京都の食文化を全世界に発信する「食文化プラザ(仮称)」を創ろうという壮大な構想があり、その候補地として挙げられていたエリアだった。その後「食文化プラザ構想」は頓挫、紆余曲折があり現在の形(シネコン入りの複合施設)に落ち着いたわけだが、そういう経緯がありながらこのアウトプットというのは、非常に貧弱で寂しいものがある。もう少し、京都に新しいアミューズメント・スポットを創造するんだという作り手の気概を見せてほしかった。
これでは、映画鑑賞者とゲーセンフリーク以外をココに呼ぶことはできまい。

http://www.e-bivi.com/nijyo/
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by rocksaloon | 2005-07-13 12:51 | ヤミナベ
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