ここんとこ音楽の話題が続いてますが、ご容赦を。
北ロンドン在住、ヘンリー・ビンズとサム・ハーダカーによるプロデューサー・ユニット、ZERO 7(ゼロセブン)の1st Album、「simple things」(2001年発表)。 自分の言葉で紹介しようと思ったけど、“未来形ソウル・ミュージック”などと野暮な説明になってしまいそうなんで、ここはちょっとプロの言葉を引用することにします。(サボったわけではない。決してナイ) 「ラウンジーなアンビエンスと深く渦巻くメロウネスとが魔法のように邂逅した静かな問題作」 bounce 「崇高なまでのソウル・スピリットを湛え、奇跡とも思える美しいメロディに生音と電子音を精緻に編み上げた至高の一枚。細胞レベルで浸透していく、究極の快楽を約束してくれる。」 Sony Music うーむ。さすがプロ。言葉遊びが上手です。 だいたい雰囲気は伝わったでしょうか。 ラウンジーなアンビエンスってなんやねん!って? まぁまぁ、そこは深くつっこまないように。 他にも、「心地よく、驚くほど洗練」 「究極のチルアウト・ミュージック」 「極上のダウンビート」などと評されている、彼らのサウンド。 こういう言葉を並べると、刺激の少ない、かなり退屈な音楽なのではないかと思う方がいるかもしれませんが、実際はその逆。イージーリスニング的に聴き流すこともできる口当たりの良さと、あまりにも濃密なサウンドスケープが見事に同居しており、じっくり聴くと、あまりの“深さ”にクラクラします。 そして、ゲスト・ヴォーカルとして参加している3人は、無名(注:あくまで日本基準)ながらいずれも実力派揃い。 Mozez (男性。SEAL似シルキー・ヴォイス) Sia Furler (女性。ややかすれた伸びのある声) Sophie Barker (女性。涼しげで透明な声) もちろん、途中で挟まれるインストも高品質です。 2004年には2ndを発表しており、それも素晴らしい出来だと聞いていますが、この1stの完成度があまりに高すぎて、次を聴きたい気分になかなかなれない、そんな底なし沼のようなアルバムです。 けっきょく、どんな音楽だかよく分からない? ここで試聴できるみたい。 http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=85744
by rocksaloon
| 2005-07-21 18:29
| 音楽
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