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Hafa Adai Cafe

サイパンを愛するご主人が切り盛りする、「チャモロ料理」「トロピカル料理」専門店。
「ハファダイ」とは、チャロモ語で「やぁ」とか、「ゴキゲンいかが」とか、そういう意味らしい。

さっき、たまたま引き出しの中を整理していたら、ここのポストカードが出てきた。
今年の4月ごろ訪れた時、そこの主人にいただいたカードだ。

で、ちょっと懐かしくなって、ホームページを検索したら、なんと、7/24の「大阪ほんわかテレビ」で紹介されていたらしい。どういうふうに紹介されたのか分からないが、ちょっと意外だった。というのも、むしろ穴場ともいえる場所にあるからだ。
場所は、京都:東福寺近辺。
東山通七条をさらに南下し、商店街に差し掛かった西側にある。
(詳しくはホームページを。
 http://saipan.web.infoseek.co.jp/shop/HafaAdaiCafe/


当時、僕は、“お昼時、とりあえず一番最初に目に入ったお店に入る”キャンペーンを一人敢行していた(今でも不定期にやっているが)ので、たまたま前を通りかかったこのお店にも入ることになったのだが、このお店に入るのは少し勇気が要った。やや寂れた商店街の、道路から少し奥まった所に入口があり、正面の飾りつけはトロピカルなのに、開いた扉の奥の店内は薄暗くてよく見えない。
キャンペーン中でなければ、素通りしたい雰囲気だ。

「当たりか。。。ハズレか。。。」
おそるおそる、中に入ってみる。
入ってみると、外から予想していたよりは、ちゃんとしたお店だった。
喫茶店の、手作りトロピカル・デコレーションといった趣き。
客は、二人いた。
なんと二人とも、おばあちゃんだ。
手作り感たっぷりのトロピカルなインテリアのなか、ごく普通の格好をした(かなり高齢の)おばあちゃんが二人、別々の場所にけだるい感じで座っている。
なんとも奇妙なシチュエーションだ。
実はこの二人は若かりし頃、ハワイに住んでいたことがあって、時々この店に来ては、トロピカルジュースを飲みながら当時の懐かしい思い出にひたっているのだ。。。などと、勝手に妄想してみる。
しかし、おばあちゃんの一人が、絶妙のタイミングで 「ホットコーヒー、もう1杯」 と言った。
よく見ると、もう一人のおばあちゃんの前にもコーヒーカップが。
二人にとってここは単なる喫茶店のようだ。

おばあちゃんの注文に応え、ご主人が厨房から出てくる。
人の良さそうなおじさんだ。

この時注文したのは、「アッモンディガス・ココ(Atmondigas coco)」というもの。
ミートボールをココナッツミルクで煮込んだ代表的なミクロネシア料理、らしい。
味は、素朴な味というか庶民の味。もともと、こういうものなんだろう。
マイルドなココナッツミルクが、胃にやさしくしみわたる。
僕的にヒットだったのは、一緒についてきたトロピカル・ドリンク。
目の覚めるほどフレッシュなマンゴージュースだった。
トロピカル・ドリンクが飲みたくなったらまたここにこようと心に決めた。

実はご主人、サイパンで会社を経営されていたものの、帰国中に体調を崩したため休業し、現在は日本で療養中なのだとおっしゃっていた。つまり、このカフェは、ご主人の仮の姿というわけか。

またいつか、このカフェを閉めて、再びサイパンへと旅立たれる日が来るのだろうか。


【補足】
この文章を書いてから分かったのだが、割とそのスジでは有名なお店なようだ。サイパンの総合情報サイト等でも紹介されていた。

【補足2】
今月号のLeaf(雑誌)にも掲載されていることを発見。
by rocksaloon | 2005-07-29 08:47 |
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