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Kicking Television, Live in Chicago / Wilco

Kicking Television, Live in Chicago / Wilco _d0032310_23565988.jpgだぁぁぁっ!!
やりおった~、ウィルコ~


その緻密なサウンドワークから、“レディオヘッドに対するアメリカからの回答”とも言われた、オルタナ・カントリー・ロック・バンド、ウィルコ。*
最近までソニック・ユースにいた鬼才ジム・オルークのプロデュースによる通算4枚目「ヤンキー・ホテル・フォックストロット」(2002年)で世界的評価を得、その後2004年に発表された「ゴースト・イズ・ボーン」でその評価を決定づけた、ウィルコ。

しかーし。
僕にはどうも物足りなかった。
なんていうか、もひとつ、パワー不足というか。
曲も良くて、最近の音響系サウンドもイイんだけど、今ひとつダイナミズムに欠けるなぁ、歯がゆいなぁと常々思っていた(あくまで主観的にだけど)。
だから、毎回試聴はするものの、購入までには至ってなかった。

そこへ来て、
このライヴ盤ですよ、奥さん。(誰がや)
2005年5月にシカゴで行われた4回のライヴから、先の2つのアルバムからの楽曲を中心に23曲をセレクトした、このライヴ盤(2枚組)。
これがもうねぇ、スンゴイんだわ。
こんなにスゴイバンドだったのかぁと感心しっぱなし。
ライヴの荒々しさと演奏の素晴らしさがダイナミズムを生み、楽曲の良さを120%引き出している。
音響的な要素も、ライヴなのに全然損なわれていない。
なんやねん!それやったら最初から全部ライヴ録音せえよ!
って突っ込み入れたくなるぐらい、会心の出来。

思わず、収録されている観客の歓声とともに雄たけびをあげたい気分になりました。

★★★★★(星5つ)!!!


*実際は、“オルタナ・カントリー”という表現は(Vo.のジェフのルーツではあるけれども)適切ではないです。ただ、単に“ロック・バンド”と書くとあまりに広すぎるのであえてそうしときます。ホントはそんな狭いジャンルでは括れません。
by rocksaloon | 2006-01-06 23:57 | 音楽
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