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麻薬です。

「ドラマー立志風雲録 偉大なる名手、66人の軌跡」。

ドラム・マガジンの連載が書籍化されたもので、
ドラマーの生涯と考え方、プレイスタイルを実際の音源を元に紐解くものだが、

こいつはヤバイ。

引き篭もりになってしまうぐらい、中身が濃ゆい。

今、「Carlos Vega」 の項を読みながら、James Taylor の「Live」を聴いているところだが、僕がこのライヴ・アルバムが好きなのは、「Carlos Vega」のドラムに拠るところが大きいということに、はじめて気がついた。
あまりに歌に寄り添いすぎてて、今までまったくドラムに注意が向いてなかった。
偉大なる「無個性」。
・・・なんだけど、このフツーって、どうやってやってるの?って思いながら聴いてみると・・・


出るべきところで出て、引くべきところで引く。
こうあってほしい、と思ったとおりに、音を出す。
それによって、まさに、「何も足さない、何も引かない」演奏が出来上がっている。

なんやこれ、すごいやんか・・・

いまさらながら、1995年に無知な状態でJames TaylorのLiveを観たことが悔やまれる。
Carlos Vega をナマで観てるのに、まったく覚えてない自分が悔しい。
そんときは演奏が気持ちよすぎて居眠りしちゃったのだが、きっとそれは、今思えば「ザ・フツー」な彼のプレイを堪能した結果だったのだなぁ。

ほかにも、ダニー・ハサウェイ「Live」におけるフレッド・ホワイトのプレイとか、
ママス&パパス「夢のカリフォルニア」におけるハル・ブレインのプレイとか。

この本、ヤバイです。
今まで聞き流してた音楽から、新しい感動を引き出してくれる。
てゆうか、今まで聞き流してた自分はつくづくアホやなぁと思わせてくれる。

これぞ麻薬です。
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by rocksaloon | 2008-11-18 01:04 | 音楽
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